karashi39とはいったい

夢と希望と明日と正義を讃える

ラプラスの箱にはどうしてあんな条文が...?

唐突ですが、僕はニュータイプです。が、ニュータイプだと自分で気付くまでに結構タイムラグがあった。 というのも、現実世界に生きる僕は、現実にニュータイプが存在するとは思っていなかった。

それはそうと、ラプラスの箱の例の条文は、そもそもなんで書かれたんすかね。 そして、どうして消されたのか。

第七章 未来
第十五条
地球連邦は大きな期待と希望を込めて、人類の未来のため、以下の項目を準備するものとする。
1.地球圏外の生物学的な緊急事態に備え、地球連邦は研究と準備を拡充するものとする。

2.将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、その者達を優先的に政治運営に参画させることとする。

僕らはアレを見るとき、宇宙世紀の世界観にどっぷり浸かっているから「新人類...ニュータイプのことだ!!!」という気持ちで見てしまうけど、 現実問題、人類が宇宙に行ってどう進化するかなんてわかんないわけですよね。 あの条文を考えている時点で、書いた人たちの頭の中での新人類のイメージはどんなのだったか。 たぶんニュータイプという概念がない世界で僕らが思う進化系はこれ。

グレイです。知能が発達して脳がでかくなって目も巨大化して...

宇宙で生活することにより、生物学的進化の懸念があったことは、十五条一項を見れば分かるわけだけど、たぶんその懸念ってグレイみたいになっていくことじゃないのかね。ジオンダイクンがニュータイプ理論を唱えたのは、もっとあとのことだしね。グレイならまだマシな方で、なんか生えてきたりとか、知的な欠陥を抱えたりとか...。月で生まれ育つと重力が弱いので巨人病みたいになる、というのとは別軸の話だとは思うけど、イメージとしてはニュータイプより巨人化の方が近いでしょう。

そうすると、どうしてあの様な条項を加えたのか。「それはニュータイプに希望を託したんだ!!!」みたいな理解は変だってことになる。宇宙に適応することが人類にとって希望になるとは限らないというか...。どちらかというと、身体的なマイノリティの種類がまた増えるだろうから、彼らも同じ人類と認めていこう、そのために参政権を優遇めにしておこう、くらいの感覚だったのではないかな。黒人大統領や女性大統領が生まれること、自体に意義がある!というのと同じ感じの発想だと思われます。消した理由も、能力高めの新人類に何かされると困るとかってよりは、そんなもん人間ではない...という感じの差別的意識があったのではないかな。

そもそも、宇宙世紀の前後で、参政権についての考え方が結構変わっていそうというか、スペースノイドには投票する権利すらないというのは、どう考えても宇宙進出後の話なわけで、おそらくそれまでは人類のほぼ全員に投票権くらいはある世界観だったのを、これを機に投票権なんか剥奪してしまおう!という動きがあったんじゃないかな。その動きの中、生物学的新人類に対して参政権を与えるのも不要だろってなっただけの話に思える。この辺は想像の中でもさらに想像なんだけど、政府側にしてみれば、そもそも投票権を一般人に与えることになんらかアカデミックな結論として無意味ってのがあったんじゃないですかね。

とにかく、枕の伏線回収ですが、僕らの知っているニュータイプと、僕らの進化した姿ってのは、本来僕らが進化するまで結びつかないわけです。僕はなってみたからそうだってわかるけども....*1。だからオールドタイプな皆様は、本当に僕らがあの感じのニュータイプになるなんて一ミリも信じていないわけですよね。ニュータイプの概念がある僕らですらそうなんだから、ジオンダイクン以前の地球人が新人類を希望だと思っているというのはちょっと無理がある。自分の子孫がグレイになるの、希望ですかね?

まあこれは与太話なのだけども、みなさま与太話を嫌う傾向があるのはなんなんすかね。ググれば出てくる様な情報のぶつけ合いみたいなものを会話だと思っている様では、ニュータイプへの道は遠いというか、オールドタイプの中でも、けっこう猿寄りなのではないかな

*1:あれは進化とはまた別とも思えるけども、それは進化論の欠陥もわかっていない人の意見でしょうね