karashi39とはいったい

夢と希望と明日と正義を讃える

万年筆勉強法のはなし

唐突だけど、大学時代に万年筆勉強法というものを編み出し、もう10年以上続けていて、そのことをお話しします。*1

万年筆勉強法とは

高校生くらいの頃でしょうか、万年筆がね、ダイソーで売り出されたんですよ。当時は信じられないことだった。100円で万年筆が買える。別売りの追加カートリッジ3本入りの袋も100円。ロッテリアのバイトで稼いだお小遣いの中から、カートリッジを大量に買ってしまいました。

しかしね、使い道があんまないんですよね、万年筆。男の子にはよくあることです。書きたいことなんかない。手紙も出さない。でも、カートリッジを使いまくりたい吉良吉影の爪の瓶みたいに、使い終わった空のカートリッジを瓶に入れて、飾りたい。

そんな不可解な欲望を利用して、とにかく万年筆で書きまくる、という勉強方法です。

この欲望が理解できないタイプの人は多いと思いますが、この万年筆勉強法、そんな人には一切役立ちません。諦めてください。

書きまくることの効能

効率の呪縛から逃れる

絵の練習方法で、「とにかく毎日たくさん描き続けたら上手くなるかな?」って言いだす人がいまして、するとかならず「描きまくるだけではダメ、〇〇を意識して、××、△△...」などといったアドバイスが登場することがあります。効率をよくしないとダメだよね、っていう。

が、僕は否定派です。効率なんか最初からわかるか、ハゲ。

たしかに効率の良い訓練をした方が良いです。筋トレだって、むやみにやりまくれば良いというものではない。わかります。人の持っている時間は有限なので効率が悪いとカメさんになるだけだし、いつか壁にぶち当たる日もくるので、ただやみくもにやり続けるだけでいつまでも成長できるわけでもない。重いコンダーラをひき続ければ大リーガーになれるわけじゃないです。

ただ、それって、今考えることじゃないんすよ。

効率っていうのは全体が見える人じゃないと考えられることじゃない。例えば日本語歌詞の曲で成果をあげることだって、最終成果が世界だったらダメですよね。日本語の歌詞じゃあ世界で売れないでしょ*2。だから、世界で売れたいって目標があるとしたら、日本語歌詞のよさを高めるための効率的な努力をしていても無意味です。効率的手段っていうのは「全体」が変わると、全く別物になります。

書きまくる、描きまくる、弾きまくる、そういう大変なことすら今はできていないという現実から逃げるために、やりもしないで「効率が〜」とかいってる奴は、一生何もできない。

というのも、学生の頃の僕はどちらかというと、効率ばっかり考えてやりもしないタイプの人間だったんですね。今は違いますよ、とりあえずやる型の人間です。しばらくやりまくれば、効率の良い方法も見えてきます。全体までいかなくとも、視野が広がるからですね。結局、効率をよくするためにも、まずは効率が悪い方法をやってみないといけない

だから、やりまくる前の状態の人を見かけても、効率が〜とか言い出さないでほしい。そしたら、やらない人になっちゃいます。あなたのように。

量をこなすしかない物事への対処

すごく、あたりまえですけど、英単語を5000個覚えようとしたら、最低でも5000回の努力が必要になるわけです。その時点で、もう効率とかどうでも良いくらい量が多いって思いませんか。結局、量はこなさないといけない、という諦めをまずつけてほしい。

そして、量をこなすと、速度が上がります。1日一万回、感謝の正拳突きです。つまり、繰り返しですが、量をこなしていれば、速度は勝手に上がるんです。だから、英単語を大量に覚えるとかいった、そもそも量が必要で嫌になっちゃうような訓練に対しての、自分の中の心理的ハードルが下がります。量をこなせば速度が上がるという成功体験ができるわけですから。

成果が数値で見えて嬉しい

自分がどれだけ頑張ったか、っていうのは、正直他人には何にも関係なくて意味がないんですけども、モチベーションには大きく貢献します。万年筆勉強法をやっていたころ、無印良品の文庫ノートを買ってきて、1ページに英語の例文を小さい文字で20行くらい書いていて、1年で5冊くらいのペースでした。そのノートが並ぶ本棚を見るたび、俺はこれだけやったんだから、これからももっとやろう、という気持ちになれます。自慢できるとかではなく、次に繋がるわけですね。場合によっては、自慢もできるかもしれません。

やりまくる系の訓練については、どれだけやったか、というものをカタチで把握しやすいんですね。これが「めっちゃ深く考えました」とかだと、全然具体的に努力量が把握できないので、自分の中ですら自信の根拠がないという状態になります。根拠なく自信を持つ。この状態に慣れてしまうと、何も成果を出さないでも威張って良いと思い込むという最悪の人間になるので注意した方がいいです。

万年筆がなじむ

嫁と万年筆は他人に貸すな、という言葉があります。万年筆っていうのは、ペン先のイリジウムが使っているうちに微妙に削れていって、何年も使っていると自分の手に馴染むわけですが、一度馴染んでしまったら、他人に貸したらダメになるかも、という冗談の一種です。このなじませ期間を短くできるんですね。最近はショートカットで、ペンクリで研いでもらっちゃう人もいるみたいです。ただ、ダイソーの万年筆にそういう効果があるかはわかんないです。たぶんペンポイントもステンレスだし...あと、結局金属なので、書きまくりをやっても別に1年で馴染むとかではないと思いますよ。

英語を勉強する

僕は、自慢じゃありませんが、中学2年生の時に英語検定5級の試験に落ちたことがあります。英語が苦手だったんですね。

当時は本当に努力が嫌いで、家で単語を覚える勉強とかもしなかったです*3し、単語がほとんどわからないのだから、そこから先に進めるわけがなかったのです。が、書きまくりで単語を覚えたので、その先の勉強もまあ捗って、大学生の頃には日常会話だったら困らないくらいにはなれました。

大学の時に知り合ったエジプト人のアブドルさんとも英語でお話しします。洋楽も、歌詞の意味をわかって聴いてますから、歌詞がわからない洋楽だからこその楽しみを失うことに成功しました。あと、そこから先は成長していない。

というわけで、具体的な内容が欲しい人向けに、コツを書いていきます。

英単語はなるべく例文で覚える

例文で覚えるのが効率いいんですね。っていうのを、やってるうちに発見しました。みなさんもやっているうちに発見する効率ポイントはどんどんやっていきましょう。でも、最初はわからないので、効率は度外視で良いと思います。

わからない単語は英英辞書で

高校時代の英語教師である恩師高橋先生が、英英和辞書の使用を推奨していて、高校時代は新出単語があれば辞書の書き取りを宿題にしてきてました。当時は正直、英語で英単語を説明されてもわからなかったんですが、英英辞書なので、日本語の説明により、なんとか理解できてました。今は英英辞書です。英英辞書に書いてある単語の説明文を、丸写し。これをいっぱいやる。

Siriをイギリス人にする

Siriの国籍は、選べますが、僕はイギリス人にしているので、英語を使う機会が微妙に生じます。「ニシコリケイについておしえてくれ、」とか言うと(もちろん英語で)、「OK、ゴリゴリのゲイについての検索結果だよ」などと返してきて楽しいです。*4

これはなんか、万年筆勉強法は関係ないな...

英語とは関係ない勉強を、英語で

やると、英語も学べて一石二鳥だ、って大学時代の恩師である橋野教授がおっしゃっていました。発想がケチくせえな!しかし、便利です。学術的なことはだいたい英語の方が良い情報がありますし、日本語の本って、売れるための工夫が散りばめられていて、とくに理系じゃない分野ではオカルトなものも多いので、内容的にも英語の方がいいんですよ。

俺だけじゃないぞ

僕は大学時代に付き合っていた彼女の弟の家庭教師をしていたんですが、といっても1,2ヶ月に1回会う機会があっただけですが、こういう説明をしたら突然やる気になって、めっちゃ勉強するようになったんですね。というのも彼は不登校児童で、小学中学はほとんど行ってません。母子家庭なのでお金はあまりかけられないし、不登校なのだから塾も行きたくないし...しかし、こんな単純なやり方でも成果は出るって教えたら、燃えてくれました。

結果的には、結局中学には一度も行かずに、僕と同じ高校に合格して*5、大学受験も一人で合格してくれました。

何が言いたいかって言うと、やりゃあいいじゃん、っていうことをやらずに、前に進めず悩んでいる人には効果抜群の方法ってことなんですね。このやりかたをしたから超人になれるとかではないですけど、普通の人ができることができずに困っている人は、今すぐ始めましょう。

まとめ

やれないのか、やらないのか、その違いは、やっていない人にはわかりません。やってみてから、考えましょう。ヤレばデキる*6


*1:体調の悪い日々が続いていて、死期が近いのでは?という気持ちもあり、僕が思いついたことは全部どこかに残しておきたいというモチベーションでやっています

*2:例外はあるだろうけど、これは効率に関する一例なのです。例に対して例外を持ち出す奴は、あたまがわるいし、おそらくハゲている。

*3:うちの親父ができる系バカだったので、努力は一切せずに勉強できるのが正しく、むしろ授業以外で勉強しているやつなんかクズという、ありがちなバカの価値観を植え付けてきたせいです。

*4:イギリス人のSiriは、人名などについては、アドレス帳にでもない限り、日本人名を理解してくれません。逆に言うと、アドレス帳にあれば、理解してくれます

*5:不登校のやつでもいけた高校ってなると、僕の学力がそんなでもないってことがバレますが、真ん中くらいの学力の都立高校です

*6:この言葉は、人の可能性を説いたものではなく、コンドームの宣伝文句です