karashi39とはいったい

夢と希望と明日と正義を讃える

シャアはもう伝わらない

俺たちガノタ*1の時代は終わった。これは、オワコンっていうレベルをはるかに超えている感じで終わっているということです。正確に言うと、この国はどう考えても時間が経てば確実に滅ぶ、という確信を得た。そういう話です。

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絵を描いたり曲を書いたりなどして遊んで暮らしていると、自然と周りの友人は子供になってくる。まさかその立場に自分がなるとは。そんなことは置いておいて、今回、認識を改めねばならん衝撃に遭遇したのだった。

シャアが伝わらないのだよ。

シャアという言葉が何を意味するかが、伝わらない。ファーストガンダムを観てないとか、名前と顔が一致しないとかではない。名前も顔も知らない。ビジュアルを見せなければ、人名かどうかすら危うい。そういうレベルっぽい。

ガノタ機会均等法の下に育った我々世代

認めたくないものだが、これは俺たち若ガノタがおかしい。我々のような平成ガンダム世代は、ファーストを観たことがなくてもファーストのことをよく知っていた。コミックボンボンがあった。スパロボが、Gジェネがあった。好きでそういったものに触れなくても、TVを観ていればちょくちょくファーストのワンシーンが流れるようなCMがたくさんあった。Gacktという謎に影響力の大きいガンダム大使もいた。

そういった、ララァのような存在に導かれて、若いガノタは自然とレンタルビデオショップなどに足を運び、VHSというオーパーツを使用してファーストガンダムを鑑賞*2したりなどしながら、めでたく立派なガノタに育っていった。足を運ぶタイプは少数派でも、ファーストガンダムに触れる機会は誰にでもあった。ガノタ機会均等法が制定されていたのだ。

諸君らが愛してくれたコミックボンボンは廃刊した。なぜか!?

それが、今ガンダムを伝えるものは何があるのか。ガンダムエースを若い子が買うのか。どれだけの子がテレビを観るのか。スパロボを欲しがるちびっこはどこにいるのか。カード収集がメインの目的となるスマホゲーではストーリー描写がない。そんなのを飾りだと思っているのは我々ガノタだけなのか*3安彦良和先生の素晴らしい映画も、まったく子供向けではない。

今、ガンダムを後世に伝える二大巨頭

それは、お台場ガンダム像と名探偵コナンかと思われる。名探偵コナンは、ガンダムをオマージュしたキャラが二人*4も、しかもほぼ主役というポジションで出てくる。結構な腐女子人気も獲得しているっぽい。だが、そこからガンダムへ繋がったという話を聞いたことがない*5。お台場に至っては、もはやガンダムを歴史の遺物にする気満々という状態である*6。我々が上野で西郷隆盛像を見て思うことを、お台場に集まる若者が思っているのだ。

誤解していた

昭和世代にとっては、若い子がシャアを知っている方が不思議かもしれないけど、平成世代のガノタである僕にとっては、今の若い子たちがシャアを知らないということが、とてつもない衝撃だった。ファーストガンダムは放送が終わった後も、アニメを見ていない人でも、なんとなく知っている身近な存在だった。だから自分より下の代でも、シャアの名前と見た目くらいはなんとなく知っているだろうなんて勘違いが生まれていたんだ。

きっと、今の子にとってはガンダムザブングルもたいして変わらない存在なんだ。放送当時の人にとってガンダムザブングルが同レベルで知っている作品であるように、今の若い子にとってはガンダムザブングルも同じくらい知らない。ザブングルは誰も見てないけど、ガンダムはみんな結構見ているなんていう僕らの世代がおかしいんだ。そしてこの世代で栄えた若ガノタ文明はもうすぐ滅ぶ。

そして未来へ

まとまりがないし、検証も新しい切り口もないクソどうでもいい話をブログに書きたくなったのは、自分にとってそれくらいショックだったってことだと思う。自分を作ってくれたもの、支えてくれたものが滅ぶ時、取り乱して逃げ出すのは人情という感じがある。沈むガウでホワイトベースに特攻を仕掛ける美しさもあるかもしれない。でも、ホワイトベースのクルーは最後にみんなで脱出した。沈む船を捨てて。これからは大人しくプリキュアを応援します。

*1:ガンダムオタクの略

*2:お金がないから最初は映画版から観たりなどして、しかし物足りないから結局アニメ放送版も全部借りることになる

*3:悲しいけど、ガノタは別に偉くもなんともないので、名台詞に合わせられない

*4:安室透と赤井秀一

*5:観測範囲内の雑な印象論です

*6:しかも今現在はファーストではなくユニコーン